2010年7月25日日曜日

Train Accident News:2010/07/24

  • <スイス>「氷河特急」脱線 関係者は安否確認を急ぐ(毎日新聞)
     スイス南部で23日発生した山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故を受け、在スイス日本大使館は現地に職員を派遣して安否確認を急ぎ、日本国内の旅行代理店も情報収集に追われた。 【列車が転覆…スイスの列車事故の別の写真など】  スイスは世界有数の鉄道王国で、中でも、氷河特急は山岳地帯の中を走り、車窓からは雄大なアルプスの眺望が楽しめるため人気が高い。地元メディアによると、この時期は常に満席状態という。 JTB(東京都品川区)によると、乗車していた同社ツアーの日本人客21人は、関東地方の人が中心で、多くは50〜80代という。スイス国内を8日間で周遊するツアーで、20日に成田空港を出発し、27日に帰国する予定だった。 また、全日空のグループ会社「ANAセールス」(港区)のツアー客も何人かがけがをしているとみられ、同社は深夜まで騒然とした雰囲気に。ロンドン在住の社員らを急きょ現地に派遣する方針を決めた。同社のツアーも20日に成田空港から出国。モンブランやマッターホルン山ろくなどを 巡り� ��27日に帰国予定だった。【北村和巳、伊藤一郎】【関連ニュース】 【事故の一報】スイス:日本人多数乗車の「氷河特急」が脱線 1人死亡
  • スイス 「氷河特急」脱線 関係者は安否確認を急ぐ(毎日新聞)
     スイス南部で23日発生した山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故を受け、在スイス日本大使館は現地に職員を派遣して安否確認を急ぎ、日本国内の旅行代理店も情報収集に追われた。 【列車が転覆…スイスの列車事故の別の写真など】  スイスは世界有数の鉄道王国で、中でも、氷河特急は山岳地帯の中を走り、車窓からは雄大なアルプスの眺望が楽しめるため人気が高い。地元メディアによると、この時期は常に満席状態という。 JTB(東京都品川区)によると、乗車していた同社ツアーの日本人客21人は、関東地方の人が中心で、多くは50〜80代という。スイス国内を8日間で周遊するツアーで、20日に成田空港を出発し、27日に帰国する予定だった。 また、全日空のグループ会社「ANAセールス」(港区)のツアー客も何人かがけがをしているとみられ、同社は深夜まで騒然とした雰囲気に。ロンドン在住の社員らを急きょ現地に派遣する方針を決めた。同社のツアーも20日に成田空港から出国。モンブランやマッターホルン山ろくなどを 巡り� ��27日に帰国予定だった。【北村和巳、伊藤一郎】【関連ニュース】 【事故の一報】スイス:日本人多数乗車の「氷河特急」が脱線 1人死亡
  • 「安全確認が最優先」=対応に追われる―脱線事故のツアー主催・全日空、JTB(時事通信)
  • スイス「氷河特急」脱線、日本人女性1人死亡(読売新聞)
     スイス南部で23日、観光列車「氷河特急」が脱線し、多くの日本人ツアー客が負傷した事故で、ツアー企画社のうち「ANAセールス」は24日、同社ツアーに参加した女性(64)が死亡したと発表した。 同社ツアーの参加者のうち、6人が病院に搬送され、72歳の女性と68歳の女性が重傷という。
  • 「安全確認が最優先」=対応に追われる―脱線事故のツアー主催・全日空、JTB(時事通信)
     「脱線事故です」「安全確認が最優先」。スイス・アルプスで23日起きた氷河特急の脱線事故。日本人観光客数十人が巻き込まれ、1人が死亡した。ツアーを主催した旅行社には事故の報を受け、続々と社員が集まり、夜を徹して情報収集や対応に追われた。 全日空の子会社ANAセールスが主催したツアーには客14人が参加。このうち、夫婦で出掛けた兵庫県の女性(64)が死亡した。東京・汐留の同社オフィスには23日午後9時すぎに一報が入り、残業中の社員らが帰宅していた社員らを招集。約30人が客の家族や関係機関との連絡に当たり、ロンドン支店の社員を現地に向かわせた。 同社によると、ほかに6人が治療を受けており、うち1人が意識不明の重体で、1人が重傷。一行は20日に成田空港を出発、8日間でスイスを回り、27日� �帰国 する予定だった。 21人のツアー客と添乗員1人が巻き込まれたJTBには、午後8時ごろ、負傷した女性添乗員(30)から連絡が入った。添乗員はその後、ツアー客とともに病院へ。同社の広報担当者は「連絡は取れるが、体が思うように動かせないらしい」と、不安そうな表情を見せた。 ツアー客は50〜80代の男性9人、女性12人で、主に関東在住者。このうち、13人が病院に搬送され、3人が入院した。東京都品川区の同社本社には23日深夜、報道陣が詰め掛け、応対した同社広報室の加藤八十司マネジャーは「安全確認を最優先で進めている」と話し、日本から社員を派遣するなどの方針を説明した。 【関連ニュース】 ・ 【特集】民間機ミュージアム〜B787ついに初飛行〜 ・ 邦人1人死亡、38人負傷=列車脱線事故 ・ 氷河特急脱線、邦人ら負傷=1人死亡、42人けが ・ 日航、バースデー割引も9月廃止
  • 死亡は京都ではなく兵庫の女性 ANA スイス脱線事故(産経新聞)
     スイス南部で日本人観光客を乗せた列車が脱線し、多数の負傷者が出た事故で、ANAは24日早朝、死亡した同社子会社のツアー参加者は、兵庫県在住の女性(64)だったと発表した。当初、報道各社の取材に対して、死亡したのは京都の女性だったとしていた。緊急連絡先が「京都府」となっていたという。【関連記事】・ 重傷の2人は神奈川県の女性 スイス列車事故 ・ スイスで日本人乗車の列車事故 1人死亡、42人負傷 ・ マチュピチュ鉄道が5カ月ぶりに全面再開 ペルー、復興に期待 ・ 毛派テロか インドで列車脱線 71人が死亡 ・ 豪華列車が脱線、2人死亡・49人負傷 南アフリカ
  • 重傷の2人は神奈川県の女性 スイス列車事故(産経新聞)
     全日空によると、死亡したのは京都府の女性(64)という。添乗員を含めたツアー参加者15人の内、病院に向かったのは8人。このうち、重傷を負ったのはいずれも神奈川県の女性2人で、72歳女性は意識不明の重体、68歳女性は集中治療室で治療中だという。 また、重傷の2人を除く4人のけがの程度は軽いとみられている。残る2人は病院に行ったことは確認できたが、けがをしているのか、付き添いで行ったのかは不明という。 一方、死亡した1人と、病院に向かった8人以外のけがはなく、宿泊施設に移動したという。 ツアーは関東地方を中心に、関西、九州からも参加者があった。【関連記事】・ 死亡は京都ではなく兵庫の女性 ANA スイス脱線事故 ・ スイスで日本人乗車の列車事故 1人死亡、42人負傷 ・ マチュピチュ鉄道が5カ月ぶりに全面再開 ペルー、復興に期待 ・ 毛派テロか インドで列車脱線 71人が死亡 ・ 豪華列車が脱線、2人死亡・49人負傷 南アフリカ
  • スイスで氷河急行脱線 邦人ら乗車 1人死亡、42人重軽傷(産経新聞)
     外務省などに入った連絡によると、スイス南部のバレー州フィッシュで23日正午(日本時間午後7時)ごろ、日本人観光客を乗せた列車が脱線し、多数の負傷者が出ているという。列車は「氷河急行」と呼ばれる観光路線。地元警察当局によると、重傷者は10〜12人で、ほとんどが日本人だという。 AFP通信によると1人が死亡、42人が負傷した。脱線した3つの車両のうち、2つの車両の乗客はほとんどが日本人だったという。死亡した人が日本人かどうかは不明。AP通信はけが人のうち6人が重体と伝えた。 JTBによると、同社のツアー客ら22人が巻き込まれ、うち10人ほどが病院に運ばれた。同社は10人の無事を確認した。また、全日空によると同社のグループ会社が企画したツアーに、客14人� ��添� �員1人が乗っていた。安否を確認中。 氷河急行は、スイスで2つの私鉄会社がツェルマットとサンモリッツ間で運行している観光列車。
  • 大雨、JR室蘭線の一部運転見合わせ(北海道新聞)
    大雨の影響で24日午前7時56分現在、JR室蘭線の長万部-洞爺駅間で上下線とも運転見合わせ。 1)当サイトの情報は、道内の鉄道、高速道路、航空と札幌市営地下鉄の運行情報のうち、主なものを提供しています。 2)配信対象時間は、おおよそ午前7 ...
  • キャセイパシフィック、仙台―香港線再開 12月から(河北新報)
    香港のキャセイパシフィック航空は23日、子会社の香港ドラゴン航空が2008年3月末から運休している仙台―香港線の定期便を再開することを明らかにした。12月1日から来年2月末までの期間限定で、週3便を運航する。12月4日の東北新幹線新青森 ...
  • 香港ドラゴン航空、2010年冬期スケジュールで福岡/香港線の再開を発表(日本経済新聞 (プレスリリース))
    香港ドラゴン航空は、2010年冬期スケジュールとなる10月31日より福岡/香港線の運航を毎日1便で再開することを発表した。運航機材はエアバスA320-200型機(ビジネスクラス:8席 エコノミークラス:150席 総座席数:158席)となる ...
  • 佐野など1万6000軒停電 激しい雷雨、床下浸水も(下野新聞)
    JR東日本によると、午後9時20分ごろ、小山駅で落雷の影響とみられる信号トラブルが発生。JR宇都宮線や水戸線で約1時間運転を見合わせた。 気象庁によると、最大の1時間降雨量は佐野で午後8時から71ミリに上り、観測史上1位を更新。 ...
  • 「ドン!」山陽新幹線、小動物ひく? 緊急停止、2800人影響(産経新聞)
     24日午前8時25分ごろ、広島県福山市引野町の山陽新幹線の新倉敷−福山駅間で、広島発東京行きのぞみ116号(16両編成)の運転士が、「ドン」と何かに衝突したような音を聞き、緊急停止した。 車掌が車両を点検した結果、異常がなかったため、約30分後に運転を再開した。JR西日本によると、先頭車両にわずかに血痕がついており、小動物をひいた可能性があるという。 このトラブルで、山陽新幹線は上下合わせて6本が最大29分遅れ、約2800人に影響した。【関連記事】・ 運転士が証言内容変える「削正車のランプ見えた」 新幹線保守車両脱線 ・ 追突の保守車両は全員孫請け社員「前見ず運転」 新幹線ストップ ・ 「地元の利便」確保を要望 JR九州に新幹線沿線4県 ・ 新幹線新規着工「概算要求までにまとめるのは厳しい」 前原国交相 ・ 九州新幹線で初、トンネル内のコンクリが落下 鹿児島
  • <スイス列車事故>人気の観光地暗転…対応追われる旅行会社(毎日新聞)
     雄大なアルプスを楽しむ列車の旅が、一瞬にして暗転した。スイス南部で23日(日本時間同日夜)起きた山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故。日本からツアーに参加していた観光客74人と添乗員3人が巻き込まれた。「世界一遅い特急」として高齢者にも人気で、死亡した兵庫県の女性(64)も夫婦での参加だった。新型列車がなぜ脱線したのか。現地ではヘリコプターなどによる懸命の救助活動が続き、ツアーを主催する国内旅行会社は情報収集や対応に追われた。 ANAセールス(東京都港区)によると、死亡した兵庫県の女性(64)は同社募集のツアーに夫婦で参加していた。このほか神奈川県の女性(72)が意識不明の重体、同県の女性(68)も重傷で集中治療室で治療を受け、そのほか4人が病院で治� ��中� �いう。 ツアーは「旅達会員限定 スイスアルプス3大名峰とパノラマハイキング 8日間」。男女7人ずつの計14人が参加。男性添乗員1人が同行して20日に成田空港を出発、27日に帰国する予定だった。4日目の23日は、スイス南西部のツェルマットから氷河特急に乗車し、アンデルマットに向かう途中だった。 ツアー客は列車(6両編成)の後部2両の1等車に乗車していたが、この2両は脱線、横転したという。事故後、14人のうち5人と添乗員は宿泊施設に移動し、残り2人の安否は確認中という。 ANAセールスはロンドン事務所から社員を現地に派遣、ツアー客の家族と連絡を取って現地に向かう準備を進めている。石本勤・経営企画部長は24日朝、報道陣の取材に「亡くなられたお客様、ご家族に� �く哀 悼の意を表し、負傷されたお客様の一日も早いご回復をお祈りします。関係の皆さまに大変ご心配をお掛けしていることをおわびします」とコメントを読み上げた。 JTBワールドバケーションズ(東京都品川区)には、事故発生から約30分後の23日午後7時半、同行していた添乗員の女性(30)から「列車が脱線して、お客様がけがをしたようだ」と連絡があった。乗客の安否確認をして携帯電話で連絡し「亡くなった方はいない」と話したという。 その後、親会社のJTB本社に関係者が集まり、けがの状態などの情報収集を進めながら、ツアー客の家族らと連絡を取ったり、報道陣への説明など対応に追われた。24日朝には、JTBワールドバケーションズのスタッフ数人が現地へ向かった。ツアー客の家族が現地 へ向� ��うかどうかは検討中という。 JTBによると、「ルックJTB ゴンドラで越えるアルプスと3大名峰 魅力ぎっしりスイス8」に参加していた男性9人、女性12人と女性添乗員1人が事故に巻き込まれた。群馬県の男性(61)と同県の女性(55)が集中治療室で治療を受けているが命に別条はないという。長野県の女性(60)が骨折する重傷で手術が必要。ほかに福岡県の女性(57)ら4人が打撲などで病院で治療を受けた。添乗員(30)も含め計17人が病院に運ばれた。 ツアー客21人は8都道県の52〜84歳。20日に成田空港を出発、27日に帰国予定だった。 阪急交通社(大阪市)が企画した「スイス3大名峰と氷河特急の旅8日間」に参加した39人と女性添乗員1人も事故に遭遇。千葉県の男� ��(� �0)が頭から出血して病院に運ばれた。子供1人を含む他の39人にけがはないという。一行は脱線しなかった車両に乗っていたとみられる。事故後安全な場所で待機している。 一方、外務省海外邦人安全課では、週末で通常は無人のオフィスに職員6人が出勤。現地からの連絡を受け、徹夜で現地の日本大使館との連絡調整や、安否を気遣う旅行者の家族らからの電話の対応に追われた。同課は「亡くなった方が日本人かどうかも含め、旅行者らの身元を確認中」として詳しい情報は明らかにしていない。【和田武士、馬場直子、伊藤一郎、合田月美】【関連ニュース】 JR西:防止装置を一斉点検 保守車両追突事故受け JR常磐線:新松戸駅で男性即死 5万8000人に影響 山陽新幹線:「衝突防止装置」作動遅く 内規の速度も超過 山陽新幹線:脱線事故 JR西日本がおわび会見 山陽新幹線:新大阪−姫路で運転見合わせ 保守車両が脱線
  • <スイス列車事故>激しい衝撃、窓から客…新型車両がなぜ(毎日新聞)
     【パリ福原直樹、フィスプ(スイス南部)伊藤智永】線路脇の斜面であおむけに転覆した赤い車両。血まみれの乗客を乗せた救急車がけたたましいサイレン音を鳴らしながら行き交い、負傷者を搬送するヘリコプターが上空を飛び交った。スイス南部で23日発生し、日本人1人が死亡、42人が負傷した山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故は、夏の観光シーズンにアルプスの景色を楽しもうと訪れた日本人観光客の休日を惨劇に暗転させた。 転覆した車両は線路脇の斜面に傾いて倒れ、天井から完全にひっくり返った。スイス人の乗客は地元テレビに対し、「ガシャンという大きな音と強い衝撃を感じた後、わずかに傾斜した緩いカーブで脱線した」と証言。窓から投げ出された乗客もいたといい、激しい衝撃を物語った。� ��地� �警察関係者は毎日新聞の取材に「事故車両はすべて新型車両。当時はスピードも出ていなかった。なぜ事故が起きたか分からない」と困惑した様子で繰り返した。 AFP通信によると、現場には70人の消防隊員と40人の警察官、医師15人が派遣され救出活動に当たった。アルプス山中のため搬送活動が難航し、9機のヘリコプターが負傷者の搬送のため派遣された。事故現場は救助作業のため閉鎖された。 地元メディアによると、氷河特急は乗客に景色を楽しんでもらうため、平均速度も時速約30キロと「世界で最も遅い特急」とも言われている。事故が起きにくく安全と言われてきただけに、死者まで出した事故は関係者に衝撃を与えている。 脱線した3両のうち1等車両の2両が転覆した。定員60人のうち、大� �分は 日本人だったため、日本人に死者・負傷者が集中する事態になった。亡くなった兵庫県の女性(64)もこれらの車両に乗っていたという。【関連ニュース】 JR西:防止装置を一斉点検 保守車両追突事故受け JR常磐線:新松戸駅で男性即死 5万8000人に影響 山陽新幹線:「衝突防止装置」作動遅く 内規の速度も超過 山陽新幹線:脱線事故 JR西日本がおわび会見 山陽新幹線:新大阪−姫路で運転見合わせ 保守車両が脱線
  • <スイス列車事故>兵庫の女性死亡…日本人38人重軽傷(毎日新聞)
     【フィスプ(スイス南部)伊藤智永、パリ福原直樹】スイス南部で23日正午(日本時間午後7時)過ぎ、多数の日本人観光客を乗せた山岳観光列車「氷河特急」(乗客約210人、6両編成)が脱線、一部が転覆し兵庫県の女性(64)が死亡した。地元警察によると42人が重軽傷を負い、うち38人が日本人。負傷者のうち10〜12人が重篤な状態という。列車は緩やかな上り左カーブで脱線しており、線路や車両に不備がなかったか警察が捜査を続けている。 全日空のグループ会社「ANAセールス」によると、同社のツアー客だった女性が死亡した。他にこのツアーの神奈川県の女性(72)が意識不明の重体。同県の女性(68)が重傷で集中治療室で治療を受けている。 またJTBのツアーに参加していた群� ��県� �男性(61)と同県の女性(55)も集中治療室に入っている。 旅行各社によると、家族が現地入りの準備をしているという。 事故はイタリアとの国境から北約10キロのローヌ川沿いの山岳地帯にあるフィーシュ−ラックス間にある橋付近で発生。6両編成のうち、最後尾から2両の1等車(定員30人)が脱線、転覆し、3両目も脱線した。死亡した女性は夫婦でツアーに参加し、転覆した1等車に乗っていた。 スイスのメディアによると最後尾の車両は、ちょうど横転した右側が斜面だったため、ほぼ「あおむけ」の状態になり、救助作業が難航したという。後尾から3両目はサービス車両で乗客はおらず、横転しなかった先頭車両3両にはけが人はなかった。 1等車には日本人観光客が多く乗っていた。乗客約21� �人の うち約80人が日本人観光客だったという。 スイス当局は負傷者らを同国南部のシオンや同西部のローザンヌ、ジュネーブにヘリで搬送した。 AFP通信によると、氷河特急の運行会社は、事故を起こした車両は2、3年前に導入された「新しい車両」だとしている。 この氷河特急は、23日午前10時13分にスイス南西部のツェルマットを出発、午後6時に東部サンモリッツに到着予定だった。 氷河特急は標高約2000メートルの峠を越え291の橋や91のトンネルを通過する。途中、名山・マッターホルンなども見ることができ、「世界で最も有名な路線」として特に日本人観光客の人気を呼んでいた。 ◇氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)◇ 1930年に開業。サンモリッツ−ツェルマット間の約27 0キ� ��を約7時間半で結び、最高標高2033メートルの山岳地帯を走る。アルプスの景観をパノラマで楽しむため、平均時速約30キロで走行し「世界で最も遅い特急」とも呼ばれる。谷7カ所、橋291カ所、トンネル91カ所を抜けて走る。年間約25万人が予約し、その大半はドイツ人や日本人で、最近はインド人の利用も多いという。テーブル付きの広い座席で食事をしながら、ヘッドホンで日本語の説明を聞ける。
  • 猛暑日:館林で最高気温38.9度を記録 熱中症で34人救急搬送 /群馬(毎日新聞)
    一方、栃木県足利市の東武伊勢崎線で同日午後3時45分ごろ、レールが熱で膨張し、約15ミリずれているのが発見された。レール上に水をまいて冷やし、元の形に戻したが、上下計16本が運休し、約1500人に影響が出た。【喜屋武真之介】
  • 現地行き希望する家族も 対応に追われるANA子会社 スイス脱線事故(産経新聞)
     スイス南部で日本人観光客を乗せた列車が脱線した事故で、全日空小会社「ANAセールス」が主催したツアーには客14人と添乗員1人が参加し、このうち客の兵庫県の女性(64)が死亡した。事故の一報から一夜明けた24日、休日で人影もまばらな東京・汐留の同社のオフィスが入ったビルの前には、早朝から多くの報道陣が詰めかけた。  [フォト]脱線した観光列車「氷河特急」を調べる救助隊員ら  同社の担当者は24日早朝になって、簡単に状況を説明。その後は「情報をすりあわせている」などとして、午前10時半ごろまではオフィスにこもりっきりだった。 同社によると、死亡した女性のほか、ツアー客6人が病院で治療を受けており、うち72歳の女性と68歳の女性が重傷。添乗員を含む別の6人は同社が用意したホテルに移動し、残る2人については詳細を確認しているという。 同社に一報が入ったのは23日午後9時すぎ。残業中の社員が帰宅していた社員を呼び戻し、約25人体制で、ツアー参加者の緊急連絡先に電話をかけたり、情報収集にあたったりした。現地には、ロンドン事務所の社員らを派遣したという。担当者によると、「事故に巻き込まれたツアー客の家族には、現地に向かうことを希望し てい� ��人もいる」といい、その手配も急務だという。 同社のツアーはスイスを8日間でまわる日程で、参加者は30〜70歳代の男女。20日に成田空港を出発し、27日に帰国する予定だった。事故当日はツアー4日目にあたり、全員が6両編成の列車の最後尾の2両に乗っていたという。【関連:スイス脱線事故】・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か ・ 人気の「世界一遅い特急」 年間で日本人7万人が利用 ・ 一瞬の惨劇 血まみれの乗客ヘリで搬送 ・ 死亡は京都ではなく兵庫の女性 ANA ・ 72歳の女性が意識不明 神奈川県在住
  • 車両もっと先にいると思った…山陽新幹線事故(読売新聞)
     神戸市須磨区の山陽新幹線トンネル内で保守車両が追突、脱線した事故で、追突したトンネル保守車両の運転手(27)が、兵庫県警の事情聴取やJR西日本の社内調査で「レール保守車両はもっと先にいると思っていた」「通常の運転時は1キロ先まで見えていた」と説明していることがわかった。 事故直前、トンネル保守車両は制限速度を17キロも上回っていたことも判明。思いこみと自己過信が「スピード違反」につながり、事故の一因となった構図が明らかになった。 JR西によると、レール保守車両は22日未明、衝突現場の須磨トンネルなど三つのトンネルにまたがる約5キロの区間で作業。トンネル保守車両もその東側で同時間帯に稼働していた。JR西はこうした区間や時間を一覧表やダイヤで示し、両保� ��車� �に連絡。レール保守車両が区間内を何度も往復することも記されていた。
  • スイス列車事故 兵庫の女性死亡…日本人38人重軽傷(毎日新聞)
     【フィスプ(スイス南部)伊藤智永、パリ福原直樹】スイス南部で23日正午(日本時間午後7時)過ぎ、多数の日本人観光客を乗せた山岳観光列車「氷河特急」(乗客約210人、6両編成)が脱線、一部が転覆し兵庫県の女性(64)が死亡した。地元警察によると42人が重軽傷を負い、うち38人が日本人。負傷者のうち10〜12人が重篤な状態という。運行会社の説明では現場周辺で数週間前に線路工事が行われたとされ、警察が事故との関係を調べている。 全日空のグループ会社「ANAセールス」によると、同社のツアー客だった女性が死亡した。他にこのツアーの神奈川県の女性(72)が意識不明の重体。同県の女性(68)が重傷で集中治療室で治療を受けている。 またJTBのツアーに参加していた� ��馬� �の男性(61)と同県の女性(55)も集中治療室に入っている。 旅行各社によると、家族が現地入りの準備をしているという。 事故はイタリアとの国境から北約10キロのローヌ川沿いの山岳地帯にあるフィーシュ−ラックス間にある橋付近で発生。緩やかな上り左カーブで、6両編成のうち、最後尾から2両の1等車(定員30人)が脱線、転覆し、3両目も脱線した。死亡した女性は夫婦で参加し転覆した車両に乗っていた。 スイスのメディアによると最後尾の車両は、ちょうど横転した右側が斜面だったため、ほぼ「あおむけ」の状態になり、救助作業が難航したという。後尾から3両目はサービス車両で乗客はおらず、横転しなかった先頭車両3両にはけが人はなかった。 1等車には日本人観光客が多く乗ってい� �。乗 客約210人のうち約80人が日本人観光客だったという。 スイス当局は負傷者らを同国南部のシオンや同西部のローザンヌ、ジュネーブにヘリで搬送した。 AFP通信によると、氷河特急の運行会社は、事故を起こした車両は2、3年前に導入された「新しい車両」だとしている。 この氷河特急は、23日午前10時13分にスイス南西部のツェルマットを出発、午後6時に東部サンモリッツに到着予定だった。 氷河特急は標高約2000メートルの峠を越え291の橋や91のトンネルを通過する。「世界で最も有名な路線」として特に日本人観光客の人気を呼んでいた。 ◇氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)◇ 1930年に開業。サンモリッツ−ツェルマット間の約270キロを約7時間半で結び、最高標高 20� ��3メートルの山岳地帯を走る。アルプスの景観をパノラマで楽しむため、平均時速約30キロで走行し「世界で最も遅い特急」とも呼ばれる。谷7カ所、橋291カ所、トンネル91カ所を抜けて走る。年間約25万人が予約し、その大半はドイツ人や日本人で、最近はインド人の利用も多いという。テーブル付きの広い座席で食事をしながら、ヘッドホンで日本語の説明を聞ける。
  • 新幹線保守車両脱線 追突は各車両の集合時間直前 連絡不徹底か(産経新聞)
     山陽新幹線の須磨トンネル(神戸市須磨区)で起きた保守用車両同士の衝突・脱線事故で、事故が起きたのは、各車両が作業を終えて現場から約5キロ先の集合地点に向かう直前だったことが24日、兵庫県警などへの取材でわかった。県警は、追突した保守車と追突された削正車の双方の作業員の連絡態勢などに問題があった可能性もあるとみて、関係者から事情を聴いている。 県警などによると、事故の起きた22日未明は、事故車両を含め計3台が保守作業などを担当。削正車は現場付近を反復走行しながら作業を行っていた。 いずれも事前の打ち合わせで、午前4時20分に追突現場の先約5キロの地点でいったん集合し、車両基地に戻る予定になっていた。 事故が起きた時間も午前4時20分前後とみられており� ��集� �時間とほぼ一致。保守車の運転士は「集合地点に向かっていた」と証言しているという。 JR西日本では、前方車両の500メートル以内に近づいた場合、速度を30キロ以下に落とすよう規定しているが、保守車は36〜47キロで走行していたことも判明。県警は、削正車が集合地点に向けてすでに出発していると思い込み、速度を上げた可能性があるとみている。【関連記事】・ 兵庫県警過失往来危険容疑などでの立件視野 山陽新幹線事故 ・ 山陽新幹線、午後2時半やっと復旧 正午まで約6万人影響 ・ 夏休み旅行が…猛暑、在来線乗り換え大混雑 山陽新幹線ストップ ・ 「ドン!」山陽新幹線、小動物ひく? 緊急停止、2800人影響 ・ 「地元の利便」確保を要望 JR九州に新幹線沿線4県
  • 人気 列車の旅 ユーロ安などの影響 スイス脱線事故(産経新聞)
     スイスを含め、欧州への旅行は最近の円高ユーロ安の影響などを受けて人気が高まっている。  [フォト]脱線した観光列車「氷河特急」を調べる救助隊員ら  JTBが航空会社の予約状況などから推計した今夏(7月15日〜8月31日)の海外旅行者数は約244万人で、前年比8・4%増。中でも欧州への旅行者の増加は顕著で、約35万人(前年比6・2%増)が訪れると推計している。「昨年の『安・近・短』から、すこしぜいたくして遠方へという傾向がみられる」(同社広報)という。 特にスイスはマッターホルン、ユングフラウヨッホなど、世界に誇る美しい山を中心とした雄大な自然が、若者から高齢者まで幅広い人気を集めている。夏の今がハイシーズンで、旅行各社がスイスだけを周遊するようなツアーを多数企画している。 今回、事故にあった全日空のツアーも、6泊8日でスイスを周遊するものだった。1人約43〜45万円とほかの海外旅行に比べて高額だ が、� ��気は上々だったという。 中でも脱線した「氷河急行」は、『氷河急行で行く〜』など、ツアー名にも使われるスイス旅行の目玉の一つ。スイス政府観光局のホームページでも、トップページで「感動的な絶景ルートの旅」と紹介している。 列車に乗ること自体が旅行者のあこがれになっており、JTBが昨年2月にインターネットで実施したアンケート調査でも、「鉄道で行ってみたい場所」として、スイスは北海道に次ぐ2位に選ばれていた。【関連:スイス脱線事故】・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か ・ 人気の「世界一遅い特急」 年間で日本人7万人が利用 ・ 一瞬の惨劇 血まみれの乗客ヘリで搬送 ・ 死亡は京都ではなく兵庫の女性 ANA ・ 72歳の女性が意識不明 神奈川県在住
  • スイス列車事故 人気の観光地暗転…対応追われる旅行会社(毎日新聞)
     雄大なアルプスを楽しむ列車の旅が、一瞬にして暗転した。スイス南部で23日(日本時間同日夜)起きた山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故。日本からツアーに参加していた観光客74人と添乗員3人が巻き込まれた。「世界一遅い特急」として高齢者にも人気で、死亡した兵庫県の女性(64)も夫婦での参加だった。新型列車がなぜ脱線したのか。現地ではヘリコプターなどによる懸命の救助活動が続き、ツアーを主催する国内旅行会社は情報収集や対応に追われた。 【スイス列車事故 車両の状態や救出作業の様子をもっと見る】  ANAセールス(東京都港区)によると、死亡した兵庫県の女性(64)は同社募集のツアーに夫婦で参加していた。このほか神奈川県の女性(72)が意識不明の重体、同県の女性(68)も重傷で集中治療室で治療を受け、そのほか4人が病院で治療中という。 ツアーは「旅達会員限定 スイスアルプス3大名峰とパノラマハイキング 8日間」。男女7人ずつの計14人が参加。男性添乗員1人が同行して20日に成田空港を出発、27日に帰国する予定だった。4日目の23日は、スイス南西部のツェルマットから氷河特急に乗車し、アンデルマットに向かう途中だった。 ツアー客は列車(6両編成)の後部2両の1等車に乗車していたが、この2両は脱線、横転したという。事故後、14人のうち5人と添乗員は宿泊 施設� ��移動し、残り2人の安否は確認中という。 ANAセールスはロンドン事務所から社員を現地に派遣、ツアー客の家族と連絡を取って現地に向かう準備を進めている。石本勤・経営企画部長は24日朝、報道陣の取材に「亡くなられたお客様、ご家族に深く哀悼の意を表し、負傷されたお客様の一日も早いご回復をお祈りします。関係の皆さまに大変ご心配をお掛けしていることをおわびします」とコメントを読み上げた。 JTBワールドバケーションズ(東京都品川区)には、事故発生から約30分後の23日午後7時半、同行していた添乗員の女性(30)から「列車が脱線して、お客様がけがをしたようだ」と連絡があった。乗客の救出や安否確認をして携帯電話で連絡し「亡くなった方はいない」と話したという。 その� ��、� �会社のJTB本社に関係者が集まり、けがの状態などの情報収集を進めながら、ツアー客の家族らと連絡を取ったり、報道陣への説明など対応に追われた。24日朝には、JTBワールドバケーションズのスタッフ数人が現地へ向かった。ツアー客の家族が現地へ向かうかどうかは検討中という。 JTBによると、「ルックJTB ゴンドラで越えるアルプスと3大名峰 魅力ぎっしりスイス8」に参加していた男性9人、女性12人と女性添乗員1人が事故に巻き込まれた。群馬県の男性(61)と同県の女性(55)が集中治療室で治療を受けているが命に別条はないという。長野県の女性(60)が骨折する重傷で手術が必要。ほかに福岡県の女性(57)ら4人が打撲などで病院で治療を受けた。添乗員も含め計17人が� �院に 運ばれた。 ツアー客21人は8都道県の52〜84歳。20日に成田空港を出発、27日に帰国予定だった。 阪急交通社(大阪市)が企画した「スイス3大名峰と氷河特急の旅8日間」に参加した39人と女性添乗員1人も事故に遭遇。千葉県の男性(60)が頭から出血して病院に運ばれた。子供1人を含む他の39人にけがはないという。一行は脱線しなかった車両に乗っていたとみられる。事故後安全な場所で待機している。 一方、外務省海外邦人安全課では、週末で通常は無人のオフィスに職員6人が出勤。現地からの連絡を受け、徹夜で現地の日本大使館との連絡調整や、安否を気遣う旅行者の家族らからの電話の対応に追われた。同課は「亡くなった方が日本人かどうかも含め、旅行者らの身元を確認中」として詳 しい� ��報は明らかにしていない。【和田武士、馬場直子、伊藤一郎、合田月美】【関連ニュース】 【事故現場の地図入り記事】JTBやANAセールスのツアー客が… 【スイス列車事故…日本人38人重軽傷】兵庫の女性死亡 【スイス列車事故…新型車両がなぜ】激しい衝撃、窓から客 【事故の一報】スイス:日本人多数乗車の「氷河特急」が脱線 1人死亡
  • 大雨で特急などに遅れ(北海道新聞)
    JR北海道は24日午前8時ごろ、大雨のため、JR室蘭線の長万部―洞爺間で一時、列車の運転を見合わせた。午前10時すぎに運転を再開したが、この影響で、函館発札幌行きスーパー北斗など特急7本、普通列車2本が最大で2時間19分遅れ、乗客約2千 ...
  • あらたに1人が意識不明 スイス脱線事故(産経新聞)
     スイス南部で日本人観光客を乗せた列車が脱線した事故で、全日空子会社「ANAセールス」は24日、千葉県在住の62歳の女性が意識不明の状態だと明らかにした。 事故により、これまでに1人が死亡、2人が意識不明となっている。【関連:スイス脱線事故】・ 人気 列車の旅 ユーロ安などの影響 ・ 現地行き希望する家族も 対応に追われるANA子会社 ・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か ・ 人気の「世界一遅い特急」 年間で日本人7万人が利用 ・ 一瞬の惨劇 血まみれの乗客ヘリで搬送
  • <スイス列車事故>被害者支援に万全期す考え…菅首相(毎日新聞)
     菅直人首相は24日午前、多数の日本人観光客が死傷したスイスでの列車事故について「一番近い大使館から現地に担当者を派遣している。情報を含め、政府としてもできるだけのことに取り組みたい」と述べ、情報収集や被害者支援に万全を期す考えを示した。東京都内で記者団に語った。【笈田直樹】【関連ニュース】 【スイス列車事故 車両の状態や救出作業の様子をもっと見る】 【事故の一報】スイス:日本人多数乗車の「氷河特急」が脱線 1人死亡 【事故現場の地図入り記事】JTBやANAセールスのツアー客が… 【スイス列車事故…新型車両がなぜ】激しい衝撃、窓から客 【スイス列車事故…対応追われる旅行会社】人気の観光地暗転
  • 「できる限りの支援」ツアー企画のANA子会社会見 スイス脱線事故(産経新聞)
     スイス南部の列車事故を受け、ツアーを企画した全日空子会社「ANAセールス」は24日正午過ぎ、東京都港区の本社で記者会見を開き、浅川修社長が「お亡くなりになられたお客さま、ご家族に深く哀悼の意を表しますとともに、けがをされたお客さまの一日も早い回復をお祈り申し上げます。また、関係の皆様には大変なご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。 同社によると、死亡した女性(64)の次男には24日未明に電話で連絡が取れ、事故についての説明をしたという。次男は動揺した様子だったという。女性の次男は24日中にも同社の社員とともに現地に向かう予定。ほかの14人のツアー客の親族にも全員連絡が取れているという。 現地にはすでに同社のロンドン事務所から社� ��を� �遣。日本からも24日中に、社員11人が現地に向かうという。負傷者8人のうち、3組6人の家族11人も、社員とともに現地に向かうという。 負傷者の治療は5つの病院で行われており、無事だった6人は現地の宿泊施設に移動したという。 同種ツアーを今後も続けるかについては、「路線が使えるようになり、安全状況を確認してから判断したい」とした。 同社は「現地での滞在を余儀なくされている人や、現地に向かう家族が速やかに渡航できるよう、できる限りの支援をしていきたい」と話した。【関連:スイス脱線事故】・ 首相「できるだけのことを」 ・ あらたに1人が意識不明 ・ 横たわる車両、無残な姿 難航する徹夜の復旧作業 ・ 現地行き希望する家族も 対応に追われるANA子会社 ・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か
  • 首相「できるだけのことを」 スイス脱線事故(産経新聞)
     菅直人首相は24日午前、スイス南部のアルプス山中で日本人観光客を乗せた列車が脱線した事故で、「大使館から現地に担当者を派遣しているところだ。情報収集を含めできるだけのことを政府として取り組んでいきたい」と強調した。都内の視察先で記者団に語った。 被害状況については「報告を受けている。亡くなられた1人が日本人ではないかという報道もあり、それも含めて確認中だ」と述べた。【関連:スイス脱線事故】・ 人気 列車の旅 ユーロ安などの影響 ・ 現地行き希望する家族も 対応に追われるANA子会社 ・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か ・ 人気の「世界一遅い特急」 年間で日本人7万人が利用 ・ 一瞬の惨劇 血まみれの乗客ヘリで搬送
  • 夫婦で楽しみにしていたのに…スイスの旅暗転(読売新聞)
     【マルティニー(スイス南部)=平本秀樹】スイス南部で起きた「氷河特急」の脱線事故で、現場に近いスイス・マルティニーの病院に運ばれた神奈川県平塚市の無職男性(73)は、昨年末に会社をやめ、以前から楽しみにしていたスイスの山を夫婦で見に来ていた。 「こんなことになるとは。妻はけがが重く、先に別の病院に搬送された。命にかかわらなければよいのだが……」と心配そうに話していた。 事故現場は進行方向に向かってゆるい左カーブ。車両6両のうち、前の3両は短い橋を渡って止まり、後ろの3両は橋の手前で脱線し、横転した。最後尾の車両は、線路右脇の路肩斜面で車輪を空に向けた状態で停止した。現地の警察は24日に現場検証を行い、事故の詳しい原因を調べる。          ◇� ��事� �の一報を聞いた日本人乗客の留守宅も不安な一夜を過ごした。 乗客の1人で軽傷を負った長野県岡谷市の男性(84)は写真撮影が趣味で、今回のツアーでは山岳写真を撮るのを楽しみにしていたという。妻(82)によると、一人でツアーに参加しており、24日午前8時半頃、現地のホテルから電話があった。男性は、「少し肩が痛いが元気でいる。早く帰ることになるかもしれない」と話していたという。妻は「昨夜は心配で全く眠れなかった。とにかく無事でよかった。声を聞いてホッとした」と明るい表情を見せていた。
  • <山陽新幹線>保守車両追突は「孫請け」の社員(毎日新聞)
     神戸市須磨区の山陽新幹線須磨トンネル内で22日未明、保守車両が別の保守車両に追突、脱線した事故で、追突した保守車両の乗員が、JR西日本が委託したグループ会社社員ではなく、グループ会社がさらに委託した他会社の乗員で「孫請け」だったことが分かった。JR西は、保守点検業務がグループ会社から更に委託されていることを把握していなかった。【牧野宏美】【関連ニュース】 スイス列車事故:人気の観光地暗転…対応追われる旅行会社 スイス列車事故:激しい衝撃、窓から客…新型車両がなぜ JR西:防止装置を一斉点検 保守車両追突事故受け JR常磐線:新松戸駅で男性即死 5万8000人に影響 山陽新幹線:「衝突防止装置」作動遅く 内規の速度も超過
  • 「人が逆さまに」乗客が恐怖語る…スイス事故(読売新聞)
     【マルティニー(スイス南部)=平本秀樹】「同じ車両にいた日本人乗客が逆さまになっていた」――。日本人観光客1人が死亡、多数が負傷したスイス南部バレー州フィーシュでの「氷河特急」の脱線事故。負傷して同州マルティニーの病院に搬送された日本人乗客が、事故の生々しい様子を語った。 この病院に運ばれたのはJTBのツアーに参加した3人で、氷河特急の最後尾の客車の後方に座っていて軽傷を負った。 長野県の80代男性は、「橋を渡る直前、各座席のテーブルに置かれたコーヒーカップが突然、横に動き出した。最初は急カーブだろうと思っていたら、カップはそのまま下に落ち、周りの乗客の重そうなトランクも飛んできたのであわててテーブルの下に隠れた」と発生時の様子を語った。その後、「� ��両� �傾いて最後は完全に天地逆になった。2〜3分後に、地元の住民が窓ガラスを割り、救出してくれた」と振り返る。男性によると、「同じ車両の前方が一番損傷が激しかった。別の日本人団体旅行客が乗っていたが、つぶれた車両に挟まって逆さまになった人など重傷者が多く、担架で運ばれていた」という。
  • 首相動静(7月24日)(時事通信)
     午前8時現在、公邸。朝の来客なし。 午前10時18分、公邸発。寺田学首相補佐官同行。 午前10時29分、東京・銀座の事業所内保育所「Kuukids(クーキッズ)」着。視察。 午前11時34分から同39分まで、報道各社のインタビュー。「スイスの列車脱線事故で政府としてどのような対応を取るか」に「けが人の多くが日本人と聞いている。できるだけのことに取り組んでいきたい」。同40分、同所発。同48分、公邸着。 午後1時24分、伸子夫人と共に公邸発。同29分、東京・虎ノ門のホテルオークラ着。同ホテル内の日本料理店「山里」で鳩山由紀夫前首相、幸夫人と昼食。(了)【関連ニュース】 ・ 〔写真ニュース〕首相「参考になった」=民間保育所視察 ・ 〔写真ニュース〕菅首相が保育所視察=現場視察第1弾 ・ 〔写真ニュース〕菅首相が保育所視察=東京 ・ 民間保育所を訪問=現場視察第1弾 ・ 与野党協議機関の設置を=「ねじれ国会」受け活動方針
  • 自転車の女性が車にはねられ死亡 川越(MSN産経ニュース)
    24日午前8時40分ごろ、川越市谷中の市道交差点で、自転車に乗っていた女性が右から来た乗用車にはねられ、胸などを強く ... 川越署の調べでは、女性は年齢70~80歳で、女性側に一時停止線があった。小川容疑者は「自転車が飛び出してきた」と ...
  • 「絶景ツアー」暗転 スイス列車事故 企画の旅行会社社長「哀悼の意」(産経新聞)
     観光シーズンを迎えたアルプスの山間部で何が起こったのか。スイス南部で日本人観光客を乗せた列車が脱線し、1人が死亡した事故。脱線した氷河特急は「世界一遅い」といわれ、絶景が眺められるとあって日本の観光客からの人気も高かった。ツアーを企画した旅行会社は24日、記者会見し、「哀悼の意を表します」と述べた。 全日空子会社「ANAセールス」は24日正午過ぎ、東京都港区の本社で記者会見を開き、浅川修社長が「お亡くなりになられたお客さま、ご家族に深く哀悼の意を表します。また、皆さまに大変なご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。 同社によると、一報が入ったのは23日午後9時すぎ。ツアー客は14人で、死亡した女性(64)の次男には24日未明に電� ��で� �絡が取れ、事故についての説明をした。次男は24日中にも同社の社員とともに現地に向かう予定。ほかの13人の親族にも全員連絡が取れているという。 現地にはすでに同社のロンドン事務所から社員を派遣。日本からも24日中に、社員11人が現地に向かう。負傷者8人のうち、3組6人の家族11人も、社員とともに現地に向かう予定。 また、負傷者の治療は5つの病院で行われており、無事だった6人は現地の宿泊施設に移動したという。 同社のツアーはスイスを8日間でまわる日程で、参加者は30〜70歳代の男女。20日に成田空港を出発し、27日に帰国する予定で、事故当日はツアー4日目だった。 一方、添乗員を含め22人が事故に巻き込まれたJTB。同社によると、ツアーに同行した女性添乗員� �30 )から連絡があったのは、23日午後7時半ごろ。添乗員は「脱線事故が起きた。(ツアー客で)けがをしている人はいるが、亡くなった人はいない」との連絡を入れた後、そのまま病院に運ばれ、背中の打撲で入院したという。 ■ユーロ安…高齢者にも人気 スイスを含め、欧州への旅行は最近の円高ユーロ安の影響などを受けて人気が高まっている。 JTBが航空会社の予約状況などから推計した今夏(7月15日〜8月31日)の海外旅行者数は約244万人で、前年比8・4%増。中でも欧州への旅行者の増加は顕著で、約35万人(前年比6・2%増)が訪れると推計している。「昨年の『安・近・短』から、少しぜいたくして遠方へという傾向がみられる」(同社広報)という。 特にスイスはマッターホルン、ユン グフ� ��ウヨッホなど、世界に誇る美しい山を中心とした雄大な自然が、若者から高齢者まで幅広い人気を集めている。夏の今がハイシーズンで、旅行各社がスイスだけを周遊するようなツアーを多数企画している。 今回、事故に遭った全日空のツアーも、6泊8日でスイスを周遊するものだった。1人約43万〜45万円とほかの海外旅行に比べて高額だが、人気は上々だったという。 中でも脱線した「氷河特急」は、ツアー名にも使われるスイス旅行の目玉の一つ。スイス政府観光局のホームページでも、トップページで「感動的な絶景ルートの旅」と紹介している。 【関連記事】・ 「できる限りの支援」ツアー企画のANA子会社会見 スイス脱線事故 ・ 首相「できるだけのことを」 スイス脱線事故 ・ 横たわる車両、無残な姿 難航する徹夜の復旧作業 スイス脱線事故 ・ 人気 列車の旅 ユーロ安などの影響 スイス脱線事故 ・ 兵庫の女性死亡 日本人38人負傷 線路に不具合か スイス脱線事故
  • スイス脱線事故 尼崎の64歳女性死亡 日本人2人重体 36人負傷(産経新聞)
  • 鉄道トラブル:JR伯備線で列車が遅れる 点検車両に揺れ /鳥取(毎日新聞)
    23日午後3時20分ごろ、日野町上菅のJR伯備線生山-上菅駅間で、点検用車両を走らせていた作業員が軽い揺れを感じたため、運転を見合わせた。現場を調べたが異常は見つからず、午後5時に運転を再開した。
  • 山陽新幹線の新大阪-姫路で運転見合わせ、保守用車両追突で脱輪
    JR西日本によると、始発から新大阪―岡山間で上下線の運転を見合わせ、そのご姫路―岡山間で一部の列車を再開した。上下線とも始発から新大阪―岡山間で運転を見合わせている。 同社は、広島や博多方面へ向かう乗客には姫路駅まで在来線を利用するよう呼びかけている。 ...このトピックに関する記事をすべて表示する »
  • 前方車両の警告ライト見逃す…山陽新幹線事故(読売新聞)
     神戸市須磨区の山陽新幹線トンネル内で保守車両同士が衝突、脱線した事故で、追突されたレール保守車両の作業員が兵庫県警の調べに対し、「事故直前、車両のライトを何度も点滅させて警告した」と供述していることがわかった。 追突したトンネル保守車両の運転手(27)は「前をよく見ていなかった」と話しており、県警は、運転手が警告を見逃したのが事故の一因とみている。 捜査関係者らによると、レール保守車両の作業員は数百メートル後方から、トンネル保守車両が近づいてくるのに気付き、車両最後部のライトを何度も点滅。ところが、トンネル保守車両は、そのまま突っ込んできたと説明しているという。
  • 韓国の格安航空 道内就航 10月末 新千歳-ソウル定期便(北海道新聞)
    【旭川】韓国の新興航空会社イースター航空のパク・スジョン営業本部長は23日、旭川市内で記者団に対し、新千歳-ソウル(仁川国際空港)の定期便を10月末から週4~7往復飛ばす方針を明らかにした。実現すれば、海外の格安航空会社(LCC、ロー・ ...
  • <スイス列車事故>原因究明には数週間 乗客「前触れなく」(毎日新聞)
     【シオン(スイス南部)伊藤智永】スイス南部で23日に発生し、兵庫県尼崎市の女性(64)が死亡した山岳観光列車「氷河特急」の脱線転覆事故で、地元バレー州警察の広報担当者は24日、記者会見を開き、「事故当時、氷河特急の運行に問題はなく、原因究明には数週間はかかる」との見解を示し、専門家による車両の鑑定を行っていることを明らかにした。州警察は24日午前の段階で確認した重軽傷者を40人、うち日本人28人と発表した。 日本の外務省は23日、「42人負傷、うち38人が日本人」としていたが、州警察の負傷者の把握はこれより遅く、退院して同州を出た軽傷者が含まれていないとみられる。 ANAセールスによると、同社のツアーに参加していた横浜市の女性(71)と千葉市の女性� ��6� �)が意識不明の重体。別の横浜市の女性(68)が重傷で集中治療室で治療を受けるなど4人が重傷、2人が軽傷。またJTB関連のツアーに参加していた群馬県の男性(61)と同県の女性(55)も集中治療室に入っている。バレー州は死亡した女性の居住地を「大阪」としている。 州警察は、事故現場が「ゆるい上りの緩やかなカーブ」だったとしたうえで、列車は「時速30キロ台の低速で運行していた。そのほかの運行には問題は見つかっていない」と述べた。 「氷河特急」を運営するマッターホルン・ゴットハルト鉄道社の担当者は地元テレビに「人為的なミスというより、技術的な理由を前提として考えたい」との見方を示した。 一方、現場では、24日までに転覆した車両を線路上に戻す作業が終了したが、� �故車 を撤去するまでには至っておらず、復旧のめどは立っていない。転覆した最後尾の車両は、進行方向右側中央部で展望用に天井まで張られた窓ガラスが大破、座席ももぎ取られた状態だった。 長野県からツアーに参加した年配の男性は事故当時の様子について「荷物がいきなり宙を飛び、一度に頭の上に飛んできた」と話した。また「変な音がするとか揺れるとか事故の前触れは何も感じなかった。穏やかに走っていて、いきなりだった」と証言した。 ツアー客らは無事だった人たちも全員が旅行を中止し、ツアー仲間の入院した病院近くのシオン市内のホテルに滞在。負傷者の家族に付き添って見舞いの間じゅう励まし合っている。
  • <スイス列車事故>割高な夏季 中高年がツアーの主体に(毎日新聞)
     今回の脱線事故では、乗客の多くを日本人の中高年ツアー客が占めていた。背景には、国内で高まってきたスイス旅行人気や、割高な夏の旅行代金を捻出(ねんしゅつ)できる中高年の経済力、昨今の円高傾向などがありそうだ。 スイス政府観光局が認定する「スイス・スペシャリスト」で福岡市の旅行会社員の女性は「今年はスイス旅行の当たり年。特に列車で行き交うプランが人気で、事故のあった氷河特急は360度の景観が楽しめるため、発売と同時に売り切れでいつも満席。今年の7〜9月は予約も取りづらい状況だ」と語る。女性によると、最近は見物だけよりもハイキングなどを織り込んだ自然志向の旅行が中高年に好まれる傾向にあり、中でもスイスは自然豊かで山道も整備され、歩きやすさが注目されている� ��い� �。 JTBの広報担当者も「標高が高く涼しいスイスは夏場を中心に近年、人気を集めている」と話す。名峰や氷河を列車から眺められるなど、日本にはない雄大な自然を楽しめ、鈴をつけた牛が行き交うなど写真のような風景が残っていることも人気の理由という。 担当者は「『アルプスの少女ハイジ』のイメージそのままの風景があり、ゴンドラなどさまざまな乗り物にも乗れる」と話す。【真野森作、前谷宏、堀智行】 ◇「快適な車内、脱線なんて」 旅行経験者に驚き 「あののんびりとした列車が脱線なんて……」。約1カ月前、氷河特急を使って旅行したという水戸市の男性(65)は驚く。 妻の還暦祝いに、個人で航空券や宿を手配してスイスへ。氷河特急は「目玉の一つ」と楽しみにしていた。乗車した2等� �の半 数は、日本人のツアー客だった。 約8時間の長い道中だったが、速度は終始緩やかでカーブでは徐行。天井まであるガラス窓から氷河がじっくりと楽しめた。「揺れることもなく、とても快適に過ごせた。車両も新しかったのに、まさかという印象」と話す。【関連ニュース】 【写真特集】スイス列車事故の現場 日本人のツアー客らが死傷 【事故の第一報】スイス列車事故 兵庫の女性死亡…日本人38人重軽傷 【関連記事】スイス列車事故:激しい衝撃、窓から客…新型車両がなぜ 【関連記事】スイス列車事故:被害者支援に万全期す考え…菅首相 スイス列車脱線:激しい衝撃、窓から客(その1) 「新型車両がなぜ」
  • スイス脱線事故 被害者家族ら無言で現地に(産経新聞)
     スイス南部で日本人観光客を乗せた列車が脱線した事故で、死亡した兵庫県尼崎市の女性(64)の家族ら事故に巻き込まれた被害者の家族11人が24日、現地に向かった。 ANA広報室によると、現地行きを希望したのは尼崎市の女性の家族のほか、意識不明になっている千葉市の女性(62)と、横浜市の女性(71)の家族計11人。 また、家族に付き添ってANAと同社子会社「ANAセールス」の職員計十数人も現地に向かって出発。病院を訪れるなどし、現地の状況を確認するという。 24日午後7時半ごろ、千葉県成田市の成田国際空港には被害者の家族とみられる男性3人がANA関係者2人とともに姿を見せた。 約20分間の搭乗手続き中、男性らはうつむいたり、腕組みしたまま天を仰いだりと終� ��険� �い表情。報道陣の問いかけに対しても無言のまま、手荷物検査場に向かった。【関連記事】・ 横たわる車両、無残な姿 難航する徹夜の復旧作業 スイス脱線事故 ・ 「できる限りの支援」ツアー企画のANA子会社会見 スイス脱線事故 ・ 首相「できるだけのことを」 スイス脱線事故 ・ あらたに1人が意識不明 スイス脱線事故 ・ 人気 列車の旅 ユーロ安などの影響 スイス脱線事故 ・ 再びの「ねじれ国会」。菅政権の課題について有識者に聞いた
  • <スイス列車事故>ガラス飛び散り 側面えぐられ車両大破(毎日新聞)
     【シオン(スイス南部)伊藤智永】スイス南部で23日発生し、日本人1人が死亡した山岳観光列車「氷河特急」の脱線転覆事故で24日、地元警察から日本人2人が依然として重体と発表され、記者会見場は重苦しい雰囲気に包まれた。夜を徹して復旧作業が行われ、元の位置に引き上げられた車両は、側面がえぐられる形で大破し、転覆のすさまじさを物語っている。 スイス・シオンで開かれたバレー州警察広報担当者の会見には、日本メディアが大挙して押しかけた。負傷者の人数で混乱、原因について「分からない」と繰り返す会見には記者のいらだちが募った。 脱線事故から一夜明けた24日、夜を徹した復旧作業でこの車両が元の位置に引き上げられたが、車体は無残にもほとんど原形をとどめていなかった。ス� ��ス� �テレビ局が伝えた「氷河特急」の内部の映像は、転覆によって容赦なく斜面にたたきつけられた衝撃が見て取れる。 風景を楽しむため、窓ガラスは天井部分から座席部分まで側面の大部分を占めている。その窓ガラスがほぼ跡形もなく飛び散っていた。窓ガラスを囲んでいた鉄製の枠は、まるでゴムのようにひしゃげ、上品なえんじ色の座席をたたき壊した。 現場の状況などから、事故が起きたのは橋の手前で緩い左カーブに差し掛かった時とみられる。現地メディアは、事故が起きたのは橋の約100メートル手前と報じた。先頭の3両は橋を渡ったところで停止し、脱線した後ろの3両は橋を渡る前に止まった。他の車両が橋から落下したら、さらに大きな惨事になっていたのは確実だ。現地メディアに対し救出された初老� �男性 は「がくっという衝撃があり、車内の物がすべて落ちてきた」と語り「血まみれの日本人が大勢いて、まともに見ることができなかった」と涙目で語る女性もいた。 スイス司法当局は、鉄道・船舶の事故調査委員会のメンバーを現地に招集。地元警察も現場検証など事故原因の究明に乗り出した。事故当時、列車は普段と変わらずゆっくりと走っており、スピードが過剰に出ていたとの情報もない。1930年の「氷河特急」開業以来、最悪の惨事となったが、原因究明は難航している模様だ。警察は今後、列車の運行状況やデータを記録している装置を解析し、発生当時の状況を調べるとみられる。
  • 「氷河特急」脱線、連日の暑さでレール変形か(読売新聞)
     【フィーシュ(スイス南部バレー州)=平本秀樹】スイス南部フィーシュで観光列車「氷河特急」が脱線し多くの日本人観光客が死傷した事故で、バレー州の警察などは24日、本格的な原因究明に乗り出した。 現場付近では30度を超す暑さが続いており、昼夜の温度差によるレールの変形や、車両異常の可能性が指摘されている。 事故の死傷者について、同州警察は24日、日本人女性1人が死亡、日本人28人を含む40人が負傷したと発表した。日本人9人が重傷で、このうち2人は意識不明という。 ローザンヌ・ボドワ大学病院の報道担当者は本紙に対し、日本人の女性1人に約4時間の手術を行ったと説明。女性は術後も深刻な状態で、「数日の経過観察が必要」という。
  • スイス列車事故 割高な夏季 中高年がツアーの主体に(毎日新聞)
     今回の脱線事故では、乗客の多くを日本人の中高年ツアー客が占めていた。背景には、国内で高まってきたスイス旅行人気や、割高な夏の旅行代金を捻出(ねんしゅつ)できる中高年の経済力、昨今の円高傾向などがありそうだ。 【写真特集】スイス列車事故の現場 日本人のツアー客らが死傷  スイス政府観光局が認定する「スイス・スペシャリスト」で福岡市の旅行会社員の女性は「今年はスイス旅行の当たり年。特に列車で行き交うプランが人気で、事故のあった氷河特急は360度の景観が楽しめるため、発売と同時に売り切れでいつも満席。今年の7〜9月は予約も取りづらい状況だ」と語る。女性によると、最近は見物だけよりもハイキングなどを織り込んだ自然志向の旅行が中高年に好まれる傾向にあり、中でもスイスは自然豊かで山道も整備され、歩きやすさが注目されているという。 JTBの広報担当者も「標高が高く涼しいスイスは夏場を中心に近年、人気を集めている」と話す。名峰や氷河を列車から眺められるなど、日本にはない雄大な自然を楽しめ、鈴をつけた牛が行き交うなど写真のような風景 が残� ��ていることも人気の理由という。 担当者は「『アルプスの少女ハイジ』のイメージそのままの風景があり、ゴンドラなどさまざまな乗り物にも乗れる」と話す。【真野森作、前谷宏、堀智行】 ◇「快適な車内、脱線なんて」 旅行経験者に驚き 「あののんびりとした列車が脱線なんて……」。約1カ月前、氷河特急を使って旅行したという水戸市の男性(65)は驚く。 妻の還暦祝いに、個人で航空券や宿を手配してスイスへ。氷河特急は「目玉の一つ」と楽しみにしていた。乗車した2等車の半数は、日本人のツアー客だった。 約8時間の長い道中だったが、速度は終始緩やかでカーブでは徐行。天井まであるガラス窓から氷河がじっくりと楽しめた。「揺れることもなく、とても快適に過ごせた。車両も新しかったの� ��、� �さかという印象」と話す。【関連ニュース】 【事故の第一報】スイス列車事故 兵庫の女性死亡…日本人38人重軽傷 【関連記事】スイス列車事故:激しい衝撃、窓から客…新型車両がなぜ 【関連記事】スイス列車事故:被害者支援に万全期す考え…菅首相 スイス列車脱線:激しい衝撃、窓から客(その1) 「新型車両がなぜ」 スイス列車脱線:激しい衝撃、窓から客(その2止) 血まみれ負傷者、次々
  • 落雷原因か!信号故障でJR東北線運休(日刊スポーツ)
    24日午後6時45分ごろ、栃木県小山市間々田のJR東北線(宇都宮線)小山-間々田間で信号機が故障、札幌貨物ターミナル発 ... JR宇都宮-上野間で一時運転を見合わせ、約50分後に運転を再開した。湘南新宿ラインなど計6本が運休また区間運休 ...
  • 首相動静(7月24日)(時事通信)
     午前8時現在、公邸。朝の来客なし。 午前10時18分、公邸発。寺田学首相補佐官同行。 午前10時29分、東京・銀座の事業所内保育所「Kuukids(クーキッズ)」着。視察。 午前11時34分から同39分まで、報道各社のインタビュー。「スイスの列車脱線事故で政府としてどのような対応を取るか」に「けが人の多くが日本人と聞いている。できるだけのことに取り組んでいきたい」。同40分、同所発。同48分、公邸着。 午後1時24分、伸子夫人と共に公邸発。同29分、東京・虎ノ門のホテルオークラ着。同ホテル内の日本料理店「山里」で鳩山由紀夫前首相、幸夫人と昼食。 午後3時35分、同所発。同40分、公邸着。 午後6時50分、公邸発。同55分、東京・赤坂の中国料理店「楼外楼飯店」着。報道各社の政治部長と懇談。福山哲郎官房副� �官、 寺田首相補佐官同席。 午後9時10分、同所発。同13分、公邸着。 25日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)